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[6523]  エアチャンバ(レゾネータ)
□投稿者/ かばくん -(2002/07/18(Thu) 23:36:15)
□U R L/ http://https
    吸気レゾネータとは、吸気流路の途中に設けられた分岐管につけられた、空洞部分を指します。 その働きを理解する前に、気柱振動を知っておく必要があります。
     エンジンの配管はその長さに応じた気柱の固有振動数を持っています。 また、吸気系もバルブの開閉による圧力変動が起こっており、例えば吸気バルブが閉じたときには、吸気の流れがせき止められることで、一時的にバルブ回りの圧力が高まり、そのプラスの圧力波は、吸気口のほうに伝わっていきます。 圧力波は、開放端(流路の面積が急変するところ、エアクリーナボックス、吸気口)や、配管の曲がり部などで反射する特性があり、開放端では位相反転、閉鎖端では同位相で反射し、吸気バルブの方に戻ってきます。 このとき開放端からの反射であれば、マイナスの圧力波となり、吸気バルブが開いているとエンジンが空気を吸い込む妨げとなるのでパワーダウンし、閉まっているとここは閉鎖端なのでマイナス圧力波となって、、、、また、開放端で、今度はプラス圧力波となって、戻ってきます。このときに吸気バルブが開いていれば、パワーアップします。 つまり回転数によってトルクが上がったり下がったりします。
    このように、吸気の気柱振動とは、良い面と悪い面がありますが、吸気レゾネータにはこれを緩和する働きがあります。 例えば吸気口の近くのレゾネータは閉鎖端なので、同位相の圧力波が反射し、 これが丁度吸気口から戻ってくる逆位相の圧力波と干渉してその影響を弱めるようです。 
     上の話は、単気筒の例ですが、4気筒のエンジンの場合はおたがいの吸気圧力波の干渉があるので状況がややこしくなります。 最近でこそ解析でそれぞれの吸気脈動の干渉評価ができるようになったようですが、最終的には、試験で確認、チューニングしているようです。 レゾネータなしの吸気系は配管気柱共鳴が起こりやすいので、概して騒がしく、トルクの山谷ができてしまいます。



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