てつのリフレッシュ大作戦|navicoでiPhoneをカーナビに変身

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てつのリフレッシュ大作戦
(navicoでiPhoneをカーナビに変身)

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本格的なカーナビ アプリケーションのnavico(ナビコ)

先日「MapFan for iPhone」を利用しましたが、これはどちらかと言うと「iPhone用のMapFan(地図ソフト・データ)であり、付加機能としてナビ機能が付いている。」アプリケーションでした。
株式会社ワックドットコムから最近発売になった「navico(ナビコ)」は、最初からiPhoneをカーナビとして利用するために開発されたアプリケーションなので、かなり期待が持てそうです。
そこで、早速iPhoneにインストールして、使ってみました。

■ navico(ナビコ)の特長
メーカーのホームページにも特長の説明がありますが、私はナビ中心の利用なので、以下の点に魅力を感じました。
(1) オフラインで「地図表示」「目的地検索」「ルート案内」など、カーナビのすべての基本機能が利用できる。
(2) 1度購入すれば、利用期限なしで利用することができる。
(3) きれい、見やすい、わかりやすいと、三拍子そろった昭文社の「MAPPLE」を採用している。

特に(1)と(2)に関しては、パケット料金も発生しないし、毎年料金を支払う必要もないので安心して利用できます。
しかし、その代わりに初期投資である購入金額は高めです。

navico
市街詳細道路地図
価格
ファイルサイズ
全国詳細地図版 全国47都道府県 1450エリア
6,000円
1.42GB
東名阪詳細地図版 東名阪11都道府県 335エリア
5,400円
953MB

価格は少し高いですが、カーナビとして利用するのであれば、全国詳細地図版を購入するべきでしょう。

現段階で2012年までに予定されている地図データの更新2回が無料であるのもお得だと思います。
レガシィに装着しているHDDナビの地図更新には、確か2万円近く費用がかかったと記憶しています。

  



navico(ナビコ)オープニング画面
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私のiPhone 3GSでは、起動が重たいとは感じませんでした。
またiOS4のマルチタスク機能にも対応しています。

但し、navicoに正式対応しているiPhoneはiPhone 4とiPhone 3GSで、iPhone 3Gは非対応機種です。
iPhone 3Gでも使えたとのレポートも見かけますが、かなり動作は重たく(遅く)なるはずです。

navico(ナビコ)メインメニュー画面

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地図画面の画面右下に表示されている「Menu」をタップすると「メインメニュー画面」が表示されます。

「検索」「ルート」「登録地点」「設定」「履歴」「自宅」の大きなアイコンが表示され、車の中でも操作しやすいように考えられています。
navico(ナビコ)設定メニュー
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「メインメニュー」の「設定」をタップすると「設定メニュー」が表示されます。
「地図設定」「ナビゲーション設定」「環境設定」「お楽しみ設定」と「利用制限」「リセット」とあります。

上からの3項目である「地図設定」「ナビゲーション設定」「環境設定」を選択すると、各設定内容はかなり細かく設定できるようになっていて、カーナビとしての使い勝手を考慮した設定とだと感じました。

「お楽しみ設定」は、navicoの特長でもある「Twitter設定」ができるようになっていますが、カーナビとしてしか利用されない場合には設定は不要です。

navico(ナビコ)検索メニュー

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「メインメニュー」の「検索」をタップすると「検索メニュー」が表示されます。

「プリセットデータ」の検索である「フリーワード」「周辺」「施設」は、オフラインでも使用できる検索です。

「ネットワーク・拡張検索」の検索である「住所検索」「電話番号」「まっぷるコード」は、オンライン(3GまたはWiFi通信)状態でないと利用できません。

できれば「電話番号」の検索は、オフラインでも利用できれば嬉しいのですが。

navico(ナビコ)でルート検索を実行

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鈴鹿サーキットまでのルートを検索してみました。

画面右上の「条件変更」をタップすると「おすすめ・距離優先・高速回避・高速優先」の4種類の条件でルートを検索することができます。

距離はもちろんですが、到着予想時刻や料金、目的地の天気も表示されます。
但し、オフライン状態だと目的地の天気は表示されません。

ルートが決定したら「案内開始」をタップするとナビゲーション(案内)がスタートします。
navico(ナビコ)の画面モードとツールバー
navico-06.jpg   navico-07.jpg
navicoでは、色々な表示モードや画面モードがあります。

通常の縦に表示させるモードがポートレート(縦長)で、iPhoneを横に方向けると自動的にランドスケープ(横長)に変わります。

画面右上に表示されている「コンパス」マークの状態で、現在の表示モードを確認することができます。

また、画面左下の台形の表示をタップすると「ツールバー」が表示されます。
この「ツールバー」に表示されるアイコンは、自由にカスタマイズできるようになっています。
ランドスケープ(横長)でのヘディングアップ・バードアイ(簡易3Dビュー)
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iPhoneを横に方向けると自動的にランドスケープ(横長)に変わり、ほとんど通常のカーナビと変わらない表示となります。

画面左上のコンパの形状が「丸」になっている時がヘディングアップ状態で、「横長の楕円」になっている時がバードアイ(簡易3Dビュー)状態です。
この「表示モード」の変更は、画面左上「コンパス」をタップすると変わります。

簡易3Dビューとは言え、iPhoneを利用したナビで、バードアイ(簡易3Dビュー)表示ができるとは驚きです。
navico(ナビコ)のナビゲーション中の画面
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実際にナビゲーション(案内)中の画面を紹介したいのですが、運転中にiPhoneの画面コピーをとるのは危険なので、navicoの機能としてある「ルートデモ」を利用しました。

画面を見るとわかると思いますが、かなり細かくルートを案内してくれます。
また周辺のお店なども詳しく表示されますし、おおよその道路の幅などもわかるようになっています。


「navico(ナビコ)」をカーナビとして実際に使ってみての感想

実際に「navico(ナビコ)」使用してみての感想ですが、最初からカーナビとして開発されているアプリケーションだけあって、仕様としての完成度はかなり高いと思います。
iPhoneを車にしっかりと固定したり、バッテリー切れがないように電源を確保すれば、ほぼ普通のカーナビとして利用できると感じました。

「MapFan for iPhone」と比較すると、以下の点で優れていると思います。

(1) 地図がとても詳しく、周辺施設やお店・道路の幅も詳しく表示されるので、安心して走行することができる。
(2) オフラインでもルート検索や、リルートができるので、パケット代金が不要ですし、携帯電話の電波が弱い場所でも利用できる。
(3) カーナビとしての機能や設定内容が充実しているので、普通のカーナビ感覚で使用できる。
(4) 初期投資は少し高いですが、追加投資(利用期限が無い)が必要としない。

さらに、まだ紹介しきれない機能などもあります。
但し、まだ誕生したばかりのアプリケーションなので、未完成な箇所もあります。

(1) 検索などをしていると、アプリケーションが落ちるときがある。(次期バージョンで改善予定)
(2) CPUをかなり利用しているので、バッテリーの消費が早く、本体に熱を持ったりすることがある。
(3) 細かな部分に、まだ使い勝手の改善余地がある。(電話番号検索時に、030-1234-5678等をペーストすると数字以外の文字が含まれているので検索できない。地点登録に分類分けができない等)

しかし、要望をワックドットコムに伝えると「次回アップデータの改修項目として開発チームに展開しておきたい」と回答があったので、次期バージョンで完成度が上がることを期待しています。



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