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ノズコレ流6輪生活
(遠州七福神めぐり〜洗車・WAX作業の七つ道具〜)

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はじめに

【はじめに】
新型コロナ禍の影響で日本経済は停滞。人々は巣ごもり状態。日常生活の動きにブレーキが掛けられた状態をポジティブに受け止めていこうと思います。
改めて日々の生活を見直すと無駄なお買い物をたくさんやってきたなぁと後悔するものの、生活必需品としてなくてはならないストック対象品があったのも確かな事実です。
クルマのメンテナンスにおいてもしかり。私の愛車歴は国産車9台。それぞれのクルマに付随して扱ったカー用品は多すぎて思い出すのは困難。しかし今までの45年間のカーメンテナンスで覚えているのは、クルマの日常整備ー。とりわけ洗車・WAX作業で必須のカー用品がありました。自分に合ったメンテナンススタイルが確立すると、カー用品はだんだん淘汰されていきました。それらをまとめてみれば「洗車・WAX作業の七つ道具」で整いました。しっくりと落ち着きます。
洗車・WAX作業の七つ道具を列挙すると、
1.洗車ブラシ
2.洗車ブラシロングタイプ
3.セーム皮吸水クロス
4.踏み台か折り畳み式脚立
5.洗車グローブ
6.ボディ&ガラスコーティング剤
7.軍手

以上です。
かつて「モータリーゼーション」の言葉が死語となる前の時代は、セダンタイプの乗用車が主流でした。カー雑誌を読んで仕入れたWAX掛けのコツは、「ボンネットとリヤを2回分、WAX掛けをすること」でした。
セダンタイプは、ボンネット、ルーフ、トランクルーム上、左右サイドに分割して作業を行うと案外楽にこなせました。
左右のドア面は、縦方向にWAXとモップ掛けで仕上げます。こうすると、クルマの進行方向に対して直角になるので塗膜がはがれにくくなるとのことでした。
愛車歴を解くと、セダンからステーションワゴンやSUVへ移ります。ミニバンブームに乗っかりながら、苦しい経済状態をしのいで現在に至っています。

【B級至上主義】
A級を狙わずB級。
この考え方は学生時代に、すでに芽吹いていたのかもしれません。
1970年代。オーディオの世界に興味をもった私は、コンポーネントステレオを揃えようと、学業そっちのけでアルバイトに精を出します。
予算額のお金ができたら、名古屋のオーディオショップで商談開始。
まずプリメインアンプから。SONY/TA-1150がお手軽価格でGET出来そうです。欲がでてくると、シリーズの上級機種が欲しくなってきました。結局、最上級モデルではなく、中級モデルのTA-1140購入で一応の結果となりました。
学生で身の丈以上のことをすると、後でしわ寄せが襲ってきます。1ランク下げた中級クラスでも、十分な満足感や充実感が得られるものでした。
予算の余った分はプレーヤのカートリッジ交換に転化した次第です。

「某有名会社の社長は、B級大好き人間」の記事をどこかで読みました。
品質保証が確立しているのは日本企業の良い点。品質が確かであればB級のほうが、安価でコストパフォーマンスの高い場合があるのです。
品質が及第点なら、あえて高価な商品を買う必要はありません。B級品を扱ったときに実感できるお買い得感があります。
カー用品のなかで、印象に残る多機能や意外性に感動した低価格商品は、軍手と白元/アイスレザーです!!

知っている人もおられるでしょう。クルマの窓ガラスの霜、氷、水を書き落とせる3WAYプラスチック製三角形ハケ。
掲載画像のアイスレザーは、かなり前に購入したもの。
買ったときの値段は、30円? いや50円だったかな?
厳冬期の朝一の愛車のフロントガラスの氷取りに、お湯掛けはダメ。
ガラスを痛めることと、氷が解けても残った水分はすぐ凍ります。掻き落としは2度手間3度手間になります。
三角形のアイスレザーは、掻いた分だけ確実に氷や霜が除去できるスグレモノです。
B級と思っていても、想像以上の機能性を持つ商品が他にもたくさんあります。

【遠州七福神めぐり】
今年の七福神めぐりシリーズは、遠州七福神めぐりとしました。
この2,3年は県外にでることはなくなりました。静岡県西部地方から東方向に足が向きます。近場のパワースポット発掘をしているうちに、磐田市街地の福王寺の日本庭園に、よい印象を受けているのでたまに参拝します。
磐田市は、神社仏閣が多くて歴史もあり、探索のやりがいのある都市。
件の福王寺は、遠州七福神零場会に属しています。
その流れで、時季外れながら、遠州七福神めぐりとなりました。

注意;
本コンテンツを閲覧後、関連したトラブルについてはいっさい自己責任となります。
ご理解ご了承のほど、お願いします。




永江院のタウンエース

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まずお決まりの愛車の紹介。
タウンエースバン1.5L GL/4AT。
エンジンが運転席の真下に搭載されていて、外観から判断するとFFのように見えますが、マイカーは後輪駆動のFRです。
現行タウンエース(ヘッドライトがLED仕様)のエンジン型式は、2NR-VE。JC08モード燃費は15.0km/Lだからマイナーチェンジ前である愛車のエンジン型式3SZの12.2km/Lよりかなり改良されている模様。

静岡県西部地方の2月上旬が冬の寒さの底のあたり。それ以降は徐々に春めいていきます。給油毎に満タン法で記録しているマイカーの平均燃費は、二桁数字を割って、9.7km/L。直前回給油がこの数字でした。
これはまずいと、エンジンオイル(純正5W-30)+オイルフィルタ交換。遠州七福神めぐり敢行途中の給油では、平均燃費11.8km/Lと持ち直してきました。
画像は、3月中旬の掛川市和光の永江院(ようこういん)の境内駐車場のタウンエース。背景の河津桜は満開です。

洗車作業のアイテム

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愛車のオイル交換は必須メンテナンスの一つ。春の陽気に誘われて、オイル交換を機に心は一気にドライブ気分に。その前に洗車とWAX掛けをしようと思い立ちました。
洗車とWAX掛けについては、私は時間をかけてゆっくりじっくりと、丁寧にドア内側の隅々まで行う几帳面タイプではありません。天気の良い日を見計らって、手際よくチャチャッと済ませたい気持ちは先行するが、要所はある程度の汚れ落としとWAX掛けを欠かさないスタンスで行います。
洗車作業のアイテム(小道具)にとくにこだわりはなし。お手軽価格で機能が及第点であれば、それで満足です。
洗車ブラシ(画像左上)は、泥落としの荒作業向きと仕上げのソフト作業向きの2本立て。ピンク色のブラシ毛の洗車ブラシロング(画像右上)は、ミニバン向き。直前の愛車だったウィッシュ4WD時代の継続です。
洗車後の水分拭き取りには、アイオン/プラスセーヌ(画像右下)。きちんと広げて濡れたボディにベターと貼り付け、数秒でサッと吸水されます。スーパーハイト系のミニバンに踏み台か脚立(画像左下)は必要。アルミ製折り畳み脚立は作業中にコケて倒れボディを傷つけたらたいへん。置く向きと作業中の体の重心に注意して使っています。

洗車用グローブ類

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洗車後、水分を拭き取ったらWAX掛け。固形WAXの安価なもので事足ります。次の乾いたWAX拭き取り時間短縮に、グローブモップ(画像左上)を使います。両手に同色のグローブをはめて円弧を描くようにボディのWAX拭き取りをする作業は、1984年公開の映画「ベスト・キッド」のイメージで。
ところが最近は、店頭にいつものグローブモップが見当たりません。
かわりに該当コーナーには、「○○の手」と称するグローブ商品が並んでいます。洗車WAX作業に必要だから買いたいのだけれども、今までのグローブモップの代用品にしては高価で躊躇いがあります。
100円プラザ「ダイソー」で見つけたのは、極細繊維で汚れ落としのできる「マイクロファイバー車グローブ」(画像右上)。使ってみると、力み過ぎてモップ部が手の甲側に寝返ってしまいました(苦)。が、軍手(右下)かインナーグローブをはめて2重グローブ形式にすれば反転トラブル解消か?
WAX掛け終了後、ソフト99/RAIN DROPでボディと窓ガラスを同時コーティング。そうです。このような商品が欲しかったのです。
いまでは安価なAQ/マイクロファイバークロスが出回っています。お得な5枚入りSと大きめの2枚入りMも購入。

3月の増船寺

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2022年は、遠州灘に沿って七つの寺院を駆け巡る「遠州七福神めぐり」に決定。
最初に、遠州七福神零場会事務所の海岸山増船寺(御前崎市白羽3105-1)に参拝します。
本寺院の所在地は、静岡県最南端の御前崎。宝徳2年(1450年)に真言宗嵯峨多宝院の末寺として、蔵泉寺と称し、開創されました。
いくたの戦乱の歴史のなかで草庵は荒廃したが、文禄2年(1593年)玄宝龍頓大和尚により再興され、曹洞宗に改められました。その後、地域住民が漁夫であることにより、漁夫の安全と幸福を願い、増船寺と改称します。
画像は、海岸に近い本寺院の特徴がよく表れている理由で、山門前よりの1ショット。
御本尊は、釈迦牟尼仏。祀られている七福神は毘沙門尊天。
増船寺のみどころの一つが、丸山応挙の幽霊画。長い髪の女性と思われる人物画の下半身がありません。
丸山応挙作と鑑定された宮地直一博士の箱書に「幽霊の正体みたり増船寺」と、購入した遠州七福神ガイドブックの納経帳に記されています。
私の記憶に「幽霊の正体みたり枯れ尾花」とあるが、元ネタはどちら?

3月の官長寺

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遠州灘に沿っている国道150号線を横切り、道路沿線に咲いている河津桜を愛でながら、御前崎の増船寺から5km離れている法王山官長寺(御前崎市佐倉566)へ向かいます。
3月中旬の快晴に恵まれた御前崎の丘陵地に本寺院は樹木に囲まれて佇んでいました。およそ1km離れたところに近代的な浜岡原子力発電所があるのがうそのような静寂があります。
本寺院は、江戸時代前期に開創されたといわれ、宗旨は曹洞宗。御本尊は、延命地蔵菩薩。教えにそって山門脇には、等身大のぼけ封じ地蔵と六地蔵が迎えてくれていました。
ガイドブックには、樹齢300年の大ソテツがみどころと記されていますが、現物をみると茎幹の一部はカット、一部の葉は枯れていました。老齢期とみるべきでしょうか?
本堂は1999年に、舎裡は2011年に新築されています。
祀られているのは、恵比寿尊天。七福神の戸籍では、恵比寿さまが唯一の日本生まれで、他の六神は、中国・インド。「目出度い」の故事に習い福の神と崇め、古くから親しまわれています。
御利益は、商売繁盛・家運隆盛。
この地、遠州灘では漁夫たちが大漁祈願や海上安全を願い、地域の人々に厚く支持されています。

3月の永江院

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官長寺より北進する遠州七福神めぐりのマイカーは、掛川市街地へ。
主幹道路からちょっと入ったかなと思ったら、そこに和光山永江院(ようこういん)はありました。
所在地は、静岡県掛川市和光3丁目12-2。
御本尊は、釈迦牟尼仏。宗旨は曹洞宗。
永江院は延徳元年(1489年)に道元禅師より11代目の法孫、以翼長祐禅師によって、龍穴庵と称して開創されました。その後、1518年に永江院と改めました。
掛川城主山内一豊は深い信仰により、総門と龍の彫刻を寄進。件の“龍”の作品は、名匠左甚五郎の作と伝えられています。
明治時代の教育係だった山岡鉄舟が永江院滞在を記念して残した豪快な「襖絵」がみどころの一つ。10月〜2月末に一般公開とのこと。
整然とした本堂に向かう表参道の2か所の小階段を歩くと、遠く鶴岡八幡宮と同じイメージが浮かびました。
七福神の布袋尊天は、本堂左手に安置。ルーツを辿ると、中国の禅僧でつねに杖を携え布袋を背負い、町中をさすらい歩き吉凶を知らしめ、ときに苦楽を説いたといわれます。いでたちの如く、度量は大海のように無辺にして、いつも笑顔で何事にも動じないとしてたいへんな楽天家と言われています。
遠州七福神めぐり第1日目は、これにて終了。帰路につきます。

話題は脇道に。水草のホテイアオイは、葉柄が丸く膨らんで浮袋の役目をしていますが、丸い形の葉柄から布袋さまの膨らんだ腹に見立てて名づけられています。別名ホテイソウ、ウォーターヒヤシンス。

3月の極楽寺

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遠州七福神めぐり第2日目は、周智郡森町一宮5709の実谷山極楽寺(ごくらくじ)からスタート。
別称「あじさい寺」というように、山内には約1万3千本30種類以上のあじさいが群生しています。シーズンオフの3月中旬現在は、株はあるものの、花はおろか蕾も新芽も全くありません。
本寺院は、奈良時代に開創されたと伝えられ、天台宗の教義を修めたそうですが、
隆盛の後の漸次衰退されました。のちに曹洞宗禅により宗旨を曹洞宗に改め、文化、文政の頃に寺内を整備統合し現在に至っています。
御本尊は、阿弥陀如来。
七福神は、寿老尊天で延命長寿と学問をつかさどる神さまです。
向かって本堂右側に寿老人は祀られています。
極楽寺のみどころは、毎年6月上旬から7月中旬に開催される「あじさい祭り」でしょう。鎌倉の長谷寺といい、寺院にあじさいはよく似合いますね。

3月の法雲寺

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遠州の小京都といわれる周智郡森町の極楽寺から磐田原台地を目指します。その東南端にあるのが、八幡山法雲寺。静岡県磐田市向笠西374の住所をカーナビに入力してクルマを走らせると、それまでの平地から小高い丘陵を上ったさなかに、「遠州七福神霊場」のあざやかな朱色の幟旗が数多く並び、出迎えてくれました。
御本尊は、聖観世音菩薩。宗旨は曹洞宗。
山門を通った左手に痴呆除け不老楽逝観音が安置されています。
かかる遠州七福神は、大黒尊天。木彫りの大黒さまは、本堂内で拝観。縁結びをつかさどります。他に福徳円満の御利益。
大黒尊天は、梵語の魔訶伽羅の訳で、三宝(仏・法・僧)を愛し、五衆(ごしゅ;出家の5種)を護持し、飲食を豊かにする神として広く信仰されています。
すぐ近くに、日本一のトンボの宝庫の桶ケ谷沼があります。64種のトンボや水生植物・野鳥が四季を通してみられるので、「磐田あじさい大黒寺」に招かれて6月中に行ってみたいものです。
※遠州地方の七福神めぐりの寺院の佇まいや特徴がよく現われているのが、本画像を表紙画像に採用した理由です。

3月の松秀寺
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大黒尊天を祀る法雲寺で福徳円満の御利益を授かったのち、遠州七福神の第6霊場は、約15km離れた龍冨山松秀寺(しょうしゅうじ)へ。
遠州灘の近くに佇む松秀寺の所在地は、磐田市ではなく袋井市富里453。
主幹道路を降りて小路を曲がり、本寺の全景が視界に入り込んだ瞬間の印象は、それまでの神社仏閣のイメージと異なり、格別なものでした。一般的な寺院にはなく、原野のような開放感はどうでしょう!? 山門の左手にある龍地池の中央にある小堂は、松秀寺のパンフレットを読むまでもなく、弁財天が安置されていると確信できます。イグサが群生しているのも、私には珍しいものでした。
ふとみると池に住みついていると思われる留鳥のアオサギと目が合った様子。警戒心があり、すぐに飛び立ったが、池の上空で旋回飛行中。
画像の本堂左手前に立つのは、朝観音様と呼ばれ、朝一のお参りを多くすれば足腰が強くなる功徳があるといわれます。
御本尊は、地蔵菩薩。秘仏は、薬師如来。
さきの弁財尊天について。
原語の「サラスヴァテー」は、インドの聖典に現れる聖なる河とその化身の名。水の女神であるため神池の祠(ほこら)に祀られているのはそれゆえ。
音楽神、福徳神、学芸神の他に戦勝神の性格を合わせ持つ女神さまです。

3月の福王寺
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遠州七福神めぐりの第七番目の霊場として私が最後に選んだのは、磐田市城之崎4-2722-1に所在地がある風祭山福王寺です。
磐田市街地の中心部にあり、Jリーグのジュビロ磐田がホームスタジアムにしているヤマハスタジアムが間近にあります。

福王寺は、1,000年前に開創された真言寺院の一つであったとされます。その後、律令国家の衰微と共に同様に衰退していきました。鎌倉、室町時代になると、一般庶民の支持とともに曹洞宗禅が発展し、真言寺院は曹洞寺院に改宗。福王寺も同じように改宗・再興していきました。
福王寺のみどころの一つが、画像の山門。
別名三門ともいい、慶長4年(1599年)に建てられた遠州最古級のもの。昭和13年に一部を改修しています。
めざす福禄寿尊天は晴明堂内に、中央に晴明大権現、左手に風神、右手に福禄寿尊天は祀られています。人々の長寿をつかさどる神さま。

【付録1】福王寺の仁王さま
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静岡県磐田市街地のほぼ中央に所在地のある福王寺の総門には、仁王像2体1対が安置されています。ーという文面では想像しにくいので、総門の画像を提示します。福王寺の仁王像は、仏堂の伽藍もなく屋外安置の状態です。
本来、御本尊の安置される寺院内に仏敵が入り込むのを防ぐ守護神の役割をしています。安置される場所によっては風雨にさらされる像の傷みも無視できず、したがって総門内の小堂に安置されるケースがほとんどでしょう。ここ福王寺のような屋外露出のままは珍しいので、【付録】の特別枠で取りあげました。

寺院の表門に配される場合は、仁王(におう)と呼ばれますが、正式には金剛力士。仏教の護法善神である天部の一つ。
開口の阿形像(あぎょうぞう)と口を結んだ吽形像(うんぎょうぞう)の2体を1対として、寺院を守ります。
実物像を間近で見ると、筋骨隆々の体躯がよく分かります。ふだん見られぬ背中側も鑑賞できて、仁王さまの理解が深まりました(笑)。

【付録2】福王寺の晴明堂
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守護神である2体の仁王像が並ぶ総門を通り、参道右手の水室で参拝のために身を清め次の遠州最古級の山門を抜けると、本堂があります。
さて本堂の御本尊を参拝したのちに、七福神の福禄寿尊天の御利益を授かりたいのですが、ここの福王寺ではほかの多くの寺院のように、本堂に七福神は祀られていません。めざす福禄寿尊天は、画像でみられる本堂左手の晴明堂に安置されています。
晴明堂に祀られている訳。
安倍晴明大権現の歴史によると、開創当時の984年、見付府中を襲った大暴風雨を、京都より諸国行脚中の陰陽師・天文博士の肩書を持つ安倍晴明が、福王寺の丘陵地にて鎮めたといいます。
江戸時代、境内の西側にあった祠(ほこら)を現在の場所に移し改築したものが、晴明堂もしくは晴明殿です。

【付録3】福王寺の大庭園
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寺院めぐりのみどころの一つが、境内にある庭園。
たいてい本堂の裏側あたりに位置しますが、福王寺も例外なく立派な日本庭園「萬両園」(まんりょうえん)が本堂右側の書院の裏手にあります。
福王寺の庭園にたどり着くには、本堂と晴明堂の間をすり抜け、納骨堂の前を右に折れて本堂の裏通路をぐるりと回りこむと書院の裏側に行けます。
すると「大庭園」の看板どおりの日本庭園を鑑賞することができます。
池泉回遊式の庭園ですが、庭石から草木に至るまで庭師によって形式的に計算された本庭園は見事なものです。
参考画像を撮ったアングルは、十三仏塔と不老閣を配置して、福王寺の日本庭園の特徴をアピールしたいがため。
おや、この庭園に鹿苑寺金閣が??
なんてことはありませんが、不老閣が見られると落ち着きますね。

【付録4】遠州地方の河津桜
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毎年3月下旬あたりからソメイヨシノの開花のニュースが聞かれ始めます。
「桜の開花日」とは、日本中に広く分布し、一般的に標準化されている理由で、ソメイヨシノが基準になっています。花の美しさや薄桃色の色合いから散り方まで他の桜と比べても、その特徴は突出しています。

ソメイヨシノは接ぎ木などのクローンで増殖された栽培品種であるため、日本各地で同じ環境特性なら同時に開花するわかりやすさも人気の一つです。
父種のオオシマザクラのDNAを受け、継ぎ成長がほかの桜と比べて圧倒的に早い品種が受け入れられました。
近年、ソメイヨシノ60年寿命説が流れています。
成長が早いが老化も早い、病虫害に弱い、気候変動の影響を受けている懸念など……。

ソメイヨシノ開花の2週間前の遠州地方、とくに御前崎あたりは、画像のように道路沿いに河津桜が咲き乱れていました。ソメイヨシノとは二味ほど違う盛り込み様の河津桜にも美しさはありますが。
桜は老化がすすむと開花が早まるといいます。
気象庁の報告によると、今年のソメイヨシノ開花は、平年より4日早いそうな。



おわりに

【おわりに】
ノズ・コレページ第49作目「遠州七福神めぐり〜洗車・WAX作業の七つ道具〜」の本稿執筆中に、訃報が入ってきました。
3月16日(水)、高橋国光氏が82歳で逝去。
モータースポーツ界に偉大な足跡を残された人です。
私にとって印象深いシーンは、1969年日本GPにおいて、コバルトブルーのニッサンR382をドライブしたときでしょう。
与えられたカーナンバー「23」。
ニッサンファクトリードライバーのエース格の証といえます。当時のカー雑誌では、優勝候補に挙げられていましたが、決勝レースではリタイヤの残念な結果でした。
現役引退後は、レーシングチーム「チーム国光」を立ち上げ、監督を務めました。
“ドリキン”こと土屋圭市選手の師匠。

高橋氏に哀悼の意をこめて。
というわけではありませんが、ニッサンR382によく似たシルエットのミニ四駆を組み立てました。

上記左の画像の紫色のモデル;プロトセイバーエボリューションPREMIUM
サイドのエアインテークのウエストが絞られ、テールにかけて跳ね上がるデザイン。
このモデルに、ニッサンR382と同じテイストが感じられます。
もう一つ。上記右の画像の同モデルのリアビューに注目してください。
シャーシと紫色のボディを合体して固定するパーツが、ジェット機の噴射ノズルに似ています。あるいは、バットモービルか(笑)
固定具がノズル型は、タミヤ/ミニ四駆のARシャーシ。

(追)
緑色のモデルは、GOD BURNING SUN(ゴッドバーニングサン)。
レース中にひっくり返っても、簡単に壊れなさそうな頑丈さが、お気に入り。

2022年3月記す。


  
  



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